速攻と除去回避をする装備品、システムクリーチャーの保護にも使えるが専らジェネラルビートの補助に使われることが多い印象。
共通の特徴としては除去の回避と速攻付加によりクリーチャーがキャスト直後以外に対処しづらくなることである。自分のターンより対戦相手のターンのほうが長いEDHにおいては自分のターンのキャスト直後しかピン除去を許さないのは奇襲とその後の対処の難しさと両面から厄介である。特にEDHにおいては重いジェネラルはキャストの際に隙ができやすく返しのピン除去が懸念されるが、ジェネラルを対処しづらいクロックとして繰り出せるワンチャンを生み出せるは大きい。単純に速攻付加で1人倒すターンが短くなるのも噛み合っている。

さてそれぞれのメリット、デメリットは
すねあて
・装備コストが0
・披覆なのでオーラや装備品の後付けができない
ブーツ
・装備コストが1
・呪禁なので追加の強化が可能
であるがそれだけなら見てわかることなのでもう少し掘り下げる。

すねあては単純に装備コストが軽いため、より重いクリーチャーと相性がいい、また披覆により強化カードを重ねることができないため単独の殴り性能が高いクリーチャーに装備するのが好ましい、この点でも制圧力の高い重いクリーチャーとの相性がよく効果は一貫性のあるサポートとなっている。
一方でブーツはやや重くマナが浮き気味でないと使いづらい。呪禁により後続の強化カードを安定して付けられるが逆にいえば強化カードを引けない場合はすねあてと比べたメリットは無くなってしまう。
またすねあては装備にレスポンスで除去されても装備それ自体のテンポロスはないがこちらはそうはいかない。さらにいえばブーツを装備できる一マナがあるならもう一マナあれば手札にすねあてを持っていてクリーチャーのキャストと同時に出すこともできるため、同じ状況でもすね当てのほうが選択肢が広いことも多い。1マナの差は相当大きい、実際この1マナの差ですね当て最大の利点の大ぶりな動きを小回りが利くようにするという点が鈍ってしまい少々ちぐはぐなカードになってしまっている。
以上の点からすねあてのほうが優秀だと思う、しかしブーツは回避能力のないクリーチャーには後付けで強化したいケースもあるので利点は無視できるほどではない、実際ラフィークなんかすね当てでもどかしい思いをすることも多い。
今回はジェネラルビートのサポートを重点的に考えてみたがシステムクリーチャーのことも考えるとまたすね当てが有利である、すね当てをマナクリーチャーに次々付け替えるのは結構気持ち悪い。
まあやること分かりやすくて小回り利くから役に立つんだけどなんだかんだでクリーチャー戦に関与しない装備品だから器用貧乏感はあるカードではある。

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